SNS型ロマンス詐欺の被害が急増している現状について|目次
●SNS型ロマンス詐欺の被害状況
●SNS型ロマンス詐欺の被害状況
警察庁が令和8年に公表した統計(暫定値)によると、SNS型ロマンス詐欺の被害状況は以下のとおりです。
【認知件数】
令和6年:3,824件 → 令和7年:5,645件(前年比+46.5%)
【被害総額】
令和6年:400.9億円 → 令和7年:546.4億円(前年比+37.7%)
【1件当たりの被害額】
令和6年:1,048.5万円 → 令和7年:969.6万円
1件あたりの被害額は約1,000万円と非常に高額で、一度送金してしまうと被害が膨れ上がる傾向にあります。

◾️詐欺師の接触経路とは?
当初の接触手段は ダイレクトメッセージが91.8% と圧倒的多数を占め、利用されたツールの内訳は以下のとおりです。
Facebook:18.6%
Instagram:22.8%
マッチングアプリ:32.7%(最多)
このように、マッチングアプリや身近なSNSが主な入口となっています。
「プロフィールが魅力的だった」「相手から連絡が来た」といった理由で相手を信頼してしまうのは自然な心理ですが、詐欺師はその心理を巧みに利用します。

●実際のロマンス詐欺の被害事例
●実際のロマンス詐欺の被害事例
近年、SNSやマッチングアプリをきっかけに関係を築き、最終的に高額な金銭を騙し取られるケースが増加しています。
ここでは、実際のニュースで報じられた被害事例をもとに、その手口や被害の実態を紹介します。
【事例①】約3億2400万円の被害(島根県)
島根県の70代男性は、SNSで知り合った女性を名乗る相手とやり取りを重ねる中で親密な関係になりました。相手から「資産運用で利益が出る」と投資話を持ちかけられ、指示に従って現金や金(きん)を複数回にわたり手渡し。最終的に約3億2400万円相当を騙し取られています。
【引用】ロマンス詐欺で金の延べ棒など約3億円被害 島根県東部の70代男性»
【事例②】約7600万円の暗号資産被害(佐賀県)
県内に住む60代の男性がSNSを通じて知り合った自称・佐賀県在住の人物から暗号資産を使ったうその投資話を持ちかけられました。男性は2025年5月から7月にかけて投資名目や保証金名目、税金名目で指定された口座に15回にわたって現金を振り込み、あわせて約7600万円をだまし取られました。警察によりますと県内のSNSによる投資やロマンス詐欺の件数は2025年に入って8月末までに103件確認されていて約5億3800万円の被害が出ているということです。
【引用】60代男性7600万円だまし取られる SNSで知り合った人物からの投資話»

●SNS型ロマンス詐欺の典型的な手口
●SNS型ロマンス詐欺の典型的な手口
ロマンス詐欺は、段階的に信頼関係を築きながら被害者を誘導していくのが特徴です。
代表的な流れは以下の通りです。
①親密な関係を急速に築く
マッチングアプリやSNSで接触し、短期間のうちに「あなただけが特別」「将来を一緒に考えたい」といった親密なメッセージ を送り続けます。実際に会うことはなく、ビデオ通話も仕事が忙しいなどの理由で避けるケースがほとんどです。
②信頼関係を構築し投資へ誘導
関係が深まった頃、「自分は投資で成功しているから、あなたにも教えたい」といった形で話を切り出します。最初は少額から始めさせ、偽のサイトやアプリで利益が出ていると見せる ことで、さらに送金させるのが典型的な手口です。
③タイミングを図りお金を要求
金銭の要求は、もっともらしい理由をつけて行われます。
・投資口座への入金
・利益を引き出すための手数料
・仕事上のトラブルによる資金不足
断ろうとすると、「信じてくれないのか」「愛情がないのか」と感情的に訴え、判断力を鈍らせるのも特徴です。
④支払ったのちに音信不通になる
ある程度お金を受け取った後は、突然連絡が取れなくなります。送金した直後に連絡が途絶えた という相談は多く、被害が発覚する典型的なパターンです。

●SNS型ロマンス詐欺被害に遭わないために
●SNS型ロマンス詐欺被害に遭わないために
SNS型ロマンス詐欺は、事前に対策を知っておくことで被害を防ぐことができます。
以下のポイントを意識することが重要です。
【相手の情報を確認する】
写真をインターネットで検索し、他人の画像が使われていないかを確認します。プロフィールをそのまま信用しないことが大切です。
【会う前にお金を送らない】
会ったことがない相手からの金銭要求は、必ず応じないようにしましょう。投資やトラブルを理由にした送金は典型的な詐欺手口といえます。
【ビデオ通話で本人確認を行う】
ビデオ通話は、実在する人物かどうかを見極める有効な方法の一つです。顔出しでの通話や身元を明かすことを避け続ける場合は注意が必要でしょう。
【外部アプリへの誘導に注意する】
マッチングアプリやSNSからすぐにLINEやWhatsAppへ移動させようとする場合は警戒しましょう。アプリ運営の監視外でやり取りをさせる意図があります。

◾️被害に遭った場合はどこに相談すればいい?
ロマンス詐欺の被害に遭った場合は、一人で抱え込まず、適切な相談先に早めに連絡することが重要です。
相談先によって対応できる内容が異なるため、状況に応じて使い分けましょう。
【警察への相談】
被害の届出や相談が可能で、事件として記録を残すことで今後の捜査につながる場合があります。ただし、警察は刑事事件としての対応が中心となるため、相手の特定や被害金の回復といった個別対応には限界があるのが実情です。なお、緊急でない場合は警察相談専用電話「#9110」も利用できます。
【弁護士への相談】
返金請求や法的対応を検討する際に有効な相談先です。ただし、ロマンス詐欺は相手の所在や身元が不明なケースも多く、実際の回収まで至るのが難しい場合も少なくありません。また、インターネット上には誇張された回収実績を謳う広告も見られるため、依頼先は慎重に選ぶことが重要です。
【探偵・興信所への相談】
相手の身元や実態を明らかにしたい場合や、証拠を収集したい場合に有効な手段です。ロマンス詐欺では、相手の所在や身元が分からないという状態が大きな障害となるため、調査によって実態を把握することが、その後の対応を進めるうえで重要なポイントとなります。

●SNS型ロマンス詐欺に関する無料相談窓口
●SNS型ロマンス詐欺に関する無料相談窓口
SNS型ロマンス詐欺は、関係が深まるほど被害額が大きくなる傾向があります。
もう少し様子を見ようと判断を先延ばしにすることで、取り返しのつかない被害に発展するケースが少なくありません。
こうした状況を防ぐためには、相手が実在する人物なのかを含め、早い段階で実態を確認することが重要です。
既に被害に遭ってしまった際には、警察や専門家へ相談することで、被害の拡大防止や今後の適切な対応につなげることができます。
また、金銭回収が不可能な状況でも、弊社では様々な角度からサポートを行っております。
ご相談をご希望の方は、総合探偵社プライベートアイの「無料相談窓口」をページ上部の電話・メール・LINEのいずれかのボタン及び下部のメールフォームよりご活用ください。
共に、対策や解決方法を考え、あなたの疑問や不安にお答えいたします。








































